ここではおたく文化について論じられている本などを読解し、蓄積していきます。これは私なりにおたく文化史を把握し、可能であれば書くための準備作業の一環です。
目次
ササキバラ・ゴウ『〈美少女〉の現代史 「萌え」とキャラクター』要約
大塚・ササキバラ『教養としての〈まんが・アニメ〉』要約
戦後まんがとアニメ史の中心を描き出す、まさに「教養」としてのおたく文化論の決定版。
伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』簡易要約
手塚治虫の死後、マンガをもはや肯定できなくなってしまった「マンガ言説」の隘路を越えるため、著者は「マンガのモダン」の起源において隠蔽された「キャラ」の次元に着目する。
森川嘉一郎『趣都の誕生』要約
秋葉原はなぜオタクの街、「萌える都市」となったのか。個人の趣味が都市を作り出すという画期的な事態の画期性を鮮やかに取り出す。
竹熊健太郎『私とハルマゲドン』簡易要約
オタクは「屈折したインテリ」の現代的バージョンである。その観点から、「オタク」と「オウム真理教」の内的論理が解明される。
岡田斗司夫『オタク学入門』超簡易要約
90年代前半のオタク批判に対してぶち上げられたオタク肯定論。
岡田斗司夫『オタクはすでに死んでいる』超簡易要約
オタキングによるオタク国家の解体宣言。