助動詞とは、文字通り、「動詞」を補「助」するもので、具体的には、can、may、mustなどのことです。これらは、動詞の前につき、後ろの動詞は原形になります。否定文は助動詞にnotを付け、疑問文は助動詞を文頭に出して作ります。
can、may、mustなどの助動詞は、話し手の気分を表現する基本義と、そこから派生し、それぞれの助動詞の基本義に対応する形で、様々な推量の度合いを表現する「推量の意味」の二つを備えています。
助動詞に関しては、それぞれの助動詞の意味の中核を「ざっくり」でいいので手っ取り早く押さえましょう。細かいことは後でも問題ありません。
ここでは、極めて大雑把ではありますが、助動詞の基本義と、推量の意味にわけて見ていきます。
基本義
・can:可能(〜できる)
I can swim.
私は泳ぐことができる。
・may:許可(〜してよい)
You may go home.
あなたは家に帰ってよい。
・will:意志(〜するつもりだ)
I will play soccer.
私はサッカーをするつもりだ。
・must/have to:義務(〜しなければならない)
I must [have to] clean the room.
私は部屋を掃除しなければならない。
・must not:禁止(〜してはならない)
You must not go into the area.
あなたはその地域に入ってはならない。
・don’t have to:義務の不在(〜しなくてよい)
I don’t have to clean the room.
私は部屋を掃除する必要はない。
・should/ought to:義務(〜するべき)
You should [ought to] respect your parents.
あなたは両親を尊敬するべきである。