第4章 助動詞

 助動詞とは、文字通り、「動詞」を補「助」するもので、具体的には、can、may、mustなどのことです。これらは、動詞の前につき、後ろの動詞は原形になります。否定文は助動詞にnotを付け、疑問文は助動詞を文頭に出して作ります。

 can、may、mustなどの助動詞は、話し手の気分を表現する基本義と、そこから派生し、それぞれの助動詞の基本義に対応する形で、様々な推量の度合いを表現する「推量の意味」の二つを備えています。

 助動詞に関しては、それぞれの助動詞の意味の中核を「ざっくり」でいいので手っ取り早く押さえましょう。細かいことは後でも問題ありません。

 ここでは、極めて大雑把ではありますが、助動詞の基本義と、推量の意味にわけて見ていきます。

基本義

・can:可能(〜できる)

 I can swim.
 私は泳ぐことができる。

・may:許可(〜してよい)

 You may go home.
 あなたは家に帰ってよい。

・will:意志(〜するつもりだ)

 I will play soccer.
 私はサッカーをするつもりだ。

・must/have to:義務(〜しなければならない)

 I must [have to] clean the room.
 私は部屋を掃除しなければならない。

・must not:禁止(〜してはならない)

 You must not go into the area.
 あなたはその地域に入ってはならない。

・don’t have to:義務の不在(〜しなくてよい)

 I don’t have to clean the room.
 私は部屋を掃除する必要はない。

・should/ought to:義務(〜するべき)

 You should [ought to] respect your parents.
 あなたは両親を尊敬するべきである。

推量の意味

推量の助動詞

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第3章 時制
第5章 仮定法

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